朝まだき、
ふたたび九谷焼の里へ。
九谷焼の窯元の中でも、
発色とデザインの良さがとびきり際立つ、
上出長右衛門窯さんへうかがう。
当店でも、お箸置きや徳利・盃、小皿などの
個性的な商品を取り扱わせていただいている。
入口にある呼び鈴は、なんと銅鑼!(笑)
喜び勇んで打ち鳴らすスタッフに、
窯元の事務の方はややひきつった笑顔で出迎えてくださる…。(スミマセン)
気を取り直して、
若きご当主の奥様にご案内いただき、工房内を探検!
大きな工房だが、
隅々まできちんと整頓されていて気持ちがいい。
春には工房を開放して「窯祭り」というイベントを行い、
年々賑わいを増しているとのこと。
生地づくりのベテラン職人さんは、
気さくに話しながらも慣れた手つきで新作の試作を行っている。
絵付けの職人さん達は、
専用の部屋で真剣な眼差しで黙々と描く。
瓔珞文、黄地小梅、赤絵と、
窯の代表作が生み出される現場は、
穏やかな空気の中にも真剣勝負のオーラが漂う。
事務スタッフも個性的(笑)
伝統の技術を活かして、
常に挑戦を続ける窯元のエネルギーの一端を垣間見たようだ。
じっくりと窯元を拝見すると、案外体力を使うもの。
ということで...
今日の腹ごしらえは、北陸といえばの「8番らーめん」へ。
ナルト代わりの8番蒲鉾(通称ハチカマ)に
もう釘付けです…。
途中、山代温泉にある九谷焼名門窯元にご挨拶。
凛とした佇まいとはまさにこのこと、と、
うかがう度に襟を正し、原点を思い出す。
作品に込められた気迫には、息をのむばかりである。。
次に訪れるときは、北陸新幹線だろうか…。