今回の旅、最初に向かったのは長野県飯田市。

道中、
八ヶ岳PAで、
八ヶ岳を望みながら、
八ヶ岳コーヒーで一服。


今さらではあるが、
当忠之助商店は日本の職人が丹精込めて作るホンモノを
“贈り物”としてお届けするお店を目指している。

心を込めた贈り物となれば、
中身の品物だけでなく、包装にもこだわりたい。

日本の伝統的な包みといって
真っ先に思いつくのは「のし紙」だろう。

そののし紙を飾る飾り紐のことを「水引」といい、
実はそれ自体が歴史ある伝統工芸である。

飯田は全国の水引製品の約70%を生産している水引の里である。


飯田の水引は、
元々は髷を結う「元結」の制作に端を発しているという。

今でも、
お相撲さんの大銀杏を結うのに活躍しているのだそうだ。

一般的に目にする水引の色といえば、
慶事で紅白や金銀、不祝儀で白黒黄といったところだが、
実際には水引の色は無数にある。


素材も紙巻きや絹巻きなど多様であり、
鶴・亀・竜・虎等の動物から、草花等の植物、家紋やなんと甲冑に至るまで、
膨大な水引工芸品に圧倒される…。


伝統の水引を支え、
なお現代に合った新たな活用の場を増やそうと頑張っている方との巡り合いもあり、
大いに刺激を受けた次第。

当店のお包みにも乞うご期待。