忠之助商店スタッフの旅は、
ありがたいことに天気に恵まれることが多い。
今日も快晴の中、美濃焼の「市之倉」地区へ。
ここは美濃焼の中でももっとも早くから
磁器を生産してきた地区であり、
質の高い磁器は江戸幕府本丸御用にもなったほど。
今でも高級和洋食器を数多く生産している。
朝一番に訪れたのは、古染付の名門窯。
古染付とは、
中国の明朝、日本の室町時代から安土桃山時代の頃のやきもの。
伝統の技術を受け継ぎ、今なお研鑽進化し続けている。
独特の藍色の濃淡の表現で手描きされた絵付けの、
味わい深さに感嘆する…。
魚介の絵の皿は特に愛好者が多く、
出すとすぐ売れてしまうのだそう。
お寿司屋さんでお目にかかっているかも…。
今回の旅のメインイベントのひとつ、
伝統工芸士 加藤吉夫氏が営む「吉窯」へ向かう。
織部調に焼かれた自作の看板が出迎えてくれる。
こちらでは、
当店開店記念のオリジナル飛行機箸置きの制作をお願いし、
快諾していただくことができた。
デザインは当店スタッフM、
機種は2013年初飛行のボーイング787型機。
一機ずつ当店名と2013年の年号が手描きで描かれる。
忠之助商店が惚れ込んだ逸品を、
皆さんにお届けできる日が今から楽しみだ。
その後は、
市之倉きっての名窯 幸兵衛窯にお邪魔し、
独特の青釉・ペルシア色釉の色彩と加藤卓男氏の偉業にあらためて感じ入る。
イヤープレートも可愛らしい。
※当店も飛行機のお箸置きを皮切りに、イヤーアイテムを毎年揃えていく予定。
さらに、
数々のぽってりふんわりとした志野の器を揃えた気鋭の窯、
地色の白にくっきりと鮮やかな藍のコントラストがたまらない染付の逸品で名を馳せる窯
などを訪問させていただき、素敵な器の数々と職人の心意気に出会うことができた。
美濃はだてに日本一のやきものの産出の土地ではない。
いい人がいいモノを作っているからこそ、
600年に及ぶ歴史を重ねてこられたのだ。
今回も数々の製品に恋に落ちた忠之助商店スタッフ…。
早く皆さんにこの感動をお届けできるよう、がんばります!