本日も快晴の青空のもと、朝一番から読谷へ。

まずは昨年末にもうかがった琉球ガラスの工房
「ガラス工房 清天」へ向かう。

こちらの工房の製品はとても人気が高く、
「家庭画報 国際版」でも大きく取り上げられている。


高台の住宅街に忽然と現れる、3方の壁がないトタン屋根の工房。


ちょうど、
当店用のガラス製品を鋭意製作していただいている真っ最中!


代表を含めて3名の職人さんで、流れるように製作が進む。


そして...
製作の進行を示すボードの「忠」の文字に、
当店スタッフのテンションは上がる(笑)


こちらの工房の琉球ガラスの原料はすべて再生ガラス。


県内各地から集められた廃瓶を色に分けて窯で溶かし、
すべて手作業の吹きガラスで製品が作られる。

代表商品であるSモールグラスをはじめ、
清天さんの商品はガラス量が圧倒的に豊富。


この厚さが堅牢さにつながり、
色鮮やかな琉球ガラスが飾りではなく、実用につながっていく。

毎日、沖縄の海と空に気持ちを馳せられるガラス製品である。

工房の後は直営店(こちらは四方に壁がない…)にうかがい、しばし談義。
店長さんのガラスへの見識にはいつも勉強させられる。


ガラスもシーサーももっとよく撮れるよう、腕を磨きます…。


漁協直営の港の食堂で海鮮丼満喫。


続いては、
やちむん(壺屋焼)の名窯「陶眞窯」にうかがう。

丘の上に建つ工房。


窯元の伝統工芸士はたしか還暦を過ぎておられると思ったが、
なんと二石(にこく)入りの大甕の製作中!

わざわざ手を止めて迎えていただいた…。
いやはや恐縮千万。


染付唐草、イッチン唐草など、
壺屋焼の伝統を踏まえて作られる味のある皿や碗(マカイ)の数々。


しっかり丁寧に手作りされた器は、
沖縄のお土産などではなく、実用の器として食卓で個性を放つ。

ひとつでもこういう器があると、食卓の雰囲気がぐっと変わる。
使い勝手の良さは想像に難くない。

当店が自信を持ってお勧めできる陶器工房のひとつである。


若手職人の方々が真剣に作陶する姿も印象に残る。

やちむん&ガラス製品スペシャルだった今回の沖縄遠征。
いい出会いに感謝。

南からの風に乗り、
蒸し暑い日本の夏に向けて“ホンモノ”をお届けできる自信を深めた旅となった。