関越道を日本海方面へ。
日本が誇る金属加工の地、燕三条を目指す。
燕三条は、
正確には燕市と三条市の隣り合うふたつの市から成る地域のこと。
自治体が違うから、
商工会議所も、観光協会も、資料館なども基本的には別にある。
切磋琢磨の関係に二つの街があった場合、
仲が云々という話が出てくるのはよくあること…。
新幹線の駅名は「燕三条(三条市所在)」、
高速のインターチェンジは「三条燕(燕市所在)」となっているのは、
なにやらオトナの事情のにおいがする。。。
とはいえ、
この日本の金属加工のトップ地域は諸事情を乗り越え、
「TSUBAMESANJO」をブランドに押し出してアピールしている。
まず訪れたのは「燕三条地場産業振興センター」という、
いささかカタい名前の施設にある「メッセピア」。
ここは金属製生活用品の展示即売を行う施設。
大型連休ということもあり、なかなかの人出。
ナイフ・フォーク・スプーンといった洋食器、
包丁・ナイフ、鍋・カップ類などのキッチン用品から鋸などの大工道具・園芸工具等々、
一見すると巨大金物屋の様相だが、置いてある製品は産地ならではの一級品。
しばし目を奪われる…。
(スタッフH、包丁3丁買いました^^)
燕の名物「背脂(背油)ラーメン」。
煮干しで出汁を取った醤油味のスープに極太麺、
たっぷりの背脂と玉ねぎが特徴。
甘めの醤油が独特の風味で、つい食べ歩き…。
今回の旅の主要目的、
三条の地で三代続く木工「マルナオ」さん。
素材に黒檀や紫檀といった高級木材を用いて、
丁寧に丁寧に手作業の磨きで仕上げていく超こだわりの逸品は
世界レベルで高く評価され、当店でも八角箸やカトラリーセットなどを扱わせていただいている。
新しく構えた工房とショップ。
この佇まい、設え、色使い。
クラフトマンとしてこだわり抜くことの美意識が伝わってくる…。
工房も、働きやすさと見せる工夫が随所に凝らされ感嘆する。
ビジネス談義も盛り上がり、
一味違うコラボレーションが今から楽しみである。