岐阜県西部の大垣市は、実は「枡」の生産量日本一。
その数、年間200万個。全国シェア8割を誇る。
当店取り扱いの枡製品は、国産ヒノキの端材を使って作られる。
その製品を生み出す工房へ。
むせかえるようなヒノキの香り。そして、あたり一面の削りカス(笑)
若い職人さんが、流れ作業でテンポよく枡を作っている。
大きな機械を使っているが、
ひとつひとつ手で触り、丁寧に仕上がり具合を確かめる。
細かな部分も手を抜かす、しっかりくみあげていく仕事ぶりは、
さすが日本製と少し誇らしい気分。
工房に併設されたかわいい直営ショップはお客さんが絶えず訪れる。
多彩な種類の枡製品に目を奪われ、みんな笑顔になっていく。
“枡コット”のかんなちゃん(笑)
岐阜県を縦断して、日本一暑い町 多治見へ。
いつもなら美濃焼の窯元を訪れるところだが、
今日は陶磁器ではなく「タイル」工場へ。
気づけば街並みもタイルが目立つ。
「七窯社」では、タイルの技術を応用して、
ピアスやブローチ、帯留めなどのアクセサリーを展開している。
本格的な建材用の外壁タイルの生産設備。
そしてその横では...
ほぼ同じ設備から生み出される極小のアクセサリー用タイル。
焼成のトレーも実にかわいらしい。
タイル愛にあふれたご当主のタイル話は尽きることがない。
キン肉マンの超人にタイルマンがいること、
はじめて知りました…(笑)
走り回ってへとへとの体を癒してくれるのは、
やはりいつものとんこつ醤油ラーメン&アイスコーヒー。
山があり、川が流れ、里がある、日本の原風景。
暮らしの中からモノが生まれ、
暮らしの歩みとともに進化し、今に受け継がれている。
そんなことを感じた今回の旅であった。