九谷焼と江戸硝子を結合させてできたグラス、九谷和グラスの別格品です。
脚部分は九谷きっての名窯、明治から続く「錦山窯」の手になるもの。
ガラスは国内最高峰のクリスタル、「カガミクリスタル」社製のもの。
それらを接合した最高のマリアージュがこちらの逸品。
金襴手とは、金彩色絵磁器のこと。上絵を付けた後に金の彩色をほどこしたものです。
赤絵を大胆にねじり、細かな白粒を施して、さらに金の唐草模様の彩色。
人間国宝に列せられた名工、錦山窯三代の美統氏のデザインになるものです。
絢爛九谷焼の伝統を継いだ傑作です。
※2006年度グッドデザイン賞受賞
※食器洗い機、電子レンジのご使用はお避けください。
九谷和グラス 清峰堂
石川県能美市
「清峰堂」は昭和39年創業。九谷焼の産地問屋として、商品の企画をし、消費地問屋や小売店への各種商品の卸販売をする一方、自社ショールームやネット通販などを手がけてきた。
九谷和グラスは九谷焼と江戸硝子を融合させてできたグラス。
九谷焼の磁器でできた脚部分の絵付けは全て手描き、グラス部分も手作りの吹き硝子(型吹き硝子)を用いるこだわりの逸品。
九谷焼とガラスという異素材を接合させるのは簡単なことではなく、接合部分の強度が充分でない為に開発当初はほとんどが剥離してしまったが、接合剤の調合や接合部分の研磨、温度・湿度管理など試行錯誤を重ね、約3年の月日をかけて完成に至る。
2006年度にはグッドデザイン賞(新領域デザイン部門)を受賞。磁器と異素材を接合する接合部分の強度が母材破壊レベルに達していることが高く評価された。