美濃焼の窯元「蔵珍窯(ぞうほうがま)」の特徴は「赤」の色合い。
古来日本で使われてきた赤の顔料 弁柄(べんがら)。国産の貴重な弁柄を丁寧に摺り続けること三年余り(千日)。どこにも真似のできない、なめらかで深みのある「千日摺りの赤」と呼ばれる絵の具ができあがります。
「千日摺りの赤」をぜいたくに使った、目にも鮮やかな朱のご飯茶碗のセットです。
お茶碗全体をぐるりと赤く染めたことから「赤巻」、縦に入る白いラインは古来の縁起柄「十草(とくさ)」模様。真上に向かって成長する十草の力強さから、成長・繁栄を願う柄です。
真っ白な器に映える赤。紅白のおめでたさを夫婦茶碗に込めています。
ご結婚やご長寿のお祝いの贈り物に最適です。
和紙による無料ラッピングも承っていますので、大切な方への贈り物としてぜひお選びください。
※ひとつひとつ手作りで仕上げておりますので、大きさ・形・色・模様に多少の違いがあることがあります。
※食器洗浄機、電子レンジのご使用はお避け下さい。
美濃焼 蔵珍窯
岐阜県多治見市
蔵珍窯を主宰する小泉家は、江戸時代より300年以上続く社家(神官)の家柄。
地元美濃焼の本場である多治見に開窯後は、職人を育て、安価な量産品でも作品的な高価なモノでもない、技術と感性を高めて赤絵・染付・織部・青釉といろいろな技法で、食卓を華やかで楽しい空間にする器を作り続けている。
特に「赤」にこだわりがあり、今では入手できない国産の弁柄(べんがら)を約三年にわたって摺り続けて作られる「千日摺りの赤」は、なめらかで奥深い独特の風合い。数ある美濃焼の中でもファンの多い窯元の一つである。