福島県会津地方の恵まれた自然の恩恵を受け、現在でも白鳳山で採れる的場陶土やナラ灰など地元の材料にこだわり、ひとつひとつ手作りで作陶している会津本郷焼の老舗窯元。
素焼きをせずに釉薬をかけてから焼く「生掛け焼成」という方法で作られる陶器は、ひとつずつが独特の個性と重厚な存在感を持っています。
飴釉のグラデーションがとても美しい、4枚の花びらをかたどった小皿。
輪花皿の持つ“華やかで可憐な”イメージを一新する、“力強く生き生きとした”宗像窯らしい器に仕上がっています。
深い飴色のなかに流れる乳青色の筋模様は、夜空に漂うオーロラにも見えてきます。
4.5寸は小さめの取り皿として便利なサイズです。お漬物、和え物、冷奴を盛ったり、菓子皿としても活躍してくれますよ。
他の器とも合わせやすい落ち着いた色合いなので贈り物としてもおすすめです。
和紙による無料ラッピングも承ってます。
※すべて手作りのため、一点一点大きさ・形・色・模様に多少の違いがあります。
※電子レンジ、直火、オーブン、食器洗浄機のご使用はお避けください。
※ご使用後はよく乾燥させてから収納してください。
会津本郷焼 宗像窯
福島県大沼郡会津美里町
400年の歴史を持つ、東北最古の焼き物産地、会津本郷焼の老舗窯元 宗像窯。
創業は1718年(享保4年)。徳川吉宗が将軍の時代から会津で陶器を作り続け、1958年(昭和33年)には、ベルギーのブリュッセル万博に出品された「にしん鉢」でグランプリを受賞している。
当主の八代 利浩氏は、1997年(平成9年)の第14回日本陶芸展において、自分の名前を一文字入れた渾身の作品「利鉢」で日本陶芸展賞を受賞。さらに、2003年(平成15年)には同展で文部科学大臣賞を受賞するなど、各方面で高い評価を受けている。
今では息子の九代 利訓氏も加わり、地元の原材料を使った先祖伝来の釉薬と、素焼きをせず釉薬をかけてから焼く「生掛け焼成」を貫きながら、新たな表現に挑戦し続けている。