美濃焼 気鋭の作家 加藤仁志さん手作りの白い小皿です。
「粉引(こひき)」というのは、白い化粧土をかけて焼き上げた白い器のこと。
粉を吹いたように白いという意味で粉吹(こふき)とも呼ばれます。
表面にポツポツと小さく黒い点が浮いているのは、陶土に含まれる鉄分が窯の中で焼かれて表面に出てきたもの。
「鉄紛」と呼ばれ、量産品では土の段階で取り除いてしまうのが通常です。
あえて鉄粉を残して焼き上げることで、つるんとしがちな白い器に、土のあたたかさが加わったぬくもりのある器になっていきます。
白いお皿は汚れが浸み込んでしまうかもと心配な方もいらっしゃると思いますが、風合いを損なわないようにちゃんとコーティング(目止めといいます)してありますのでその点もご心配なく。
リム皿とは縁が一段立ち上がった平皿のことを指します。
縁(リム)があることで器に余白ができ料理を品よく引き立てます。
朝食に旬のフルーツをのせて、ティータイムにマカロンやプチフールをのせて、副菜を取り分けるのにもちょうどいいサイズ。
同じ加藤仁志作のマグカップと組み合わせ、カップ&ソーサーとしてもお使いいただけます。
シーンを問わず活躍する使い勝手のいい小皿です。
※すべて手作りのため、一点一点大きさ・形・色・模様に多少の違いがあります。
※黒い点は陶土に含まれる鉄粉で無害です。
※電子レンジのご使用はお避けください。
※ご使用後はよく乾燥させてから収納してください。
美濃焼 加藤仁志
岐阜県土岐市
美濃焼窯元の家に生まれ、幼少よりやきものに親しむ。
大阪芸術大学工芸学部卒業、土岐市立陶磁器試験場修了。窯元での修行を経て、2004年に土岐市泉北山町にて独立。粉引・白磁を中心に製作を行っている。
自ら山で手堀りした原土を使い、自然なあたたかみのある器作りを心がけ、シンプルで使いやすく飽きのこない、いつも手元に置いてもらえるようなデザインを意識して製作している。