輪島塗の本場で、デザイン、木地作りから漆塗りまで一貫して手掛ける輪島キリモト。
現代の生活に溶け込む漆の製品を発信し続けています。
“漆の器でカレーが食べたい”という思いから誕生した「小福皿」。
漆器でありながら、金属製のスプーンが使えるんです!!
これは輪島キリモト独自の「千すじ技法」によるもの。天然木の木地に布着せを行い、下地を施した後、「輪島地の粉」と漆を混ぜたものを特殊な刷毛で塗り込むことで、擦れに強く丈夫な仕上がりになっています。
漆器は通常金属のカトラリーを使うことはできませんが、千すじシリーズの器は表面硬度が高いため、金属製のスプーンやフォークを使えます。
千すじは他の技法と比べて、経年変化の幅が大きいところも特徴のひとつ。
はじめは黒味がかった「ねず」色が、使い続けるうちに明るくなり、オリーブグリーンのような深い緑色に変化する様子を愉しむことができます。
フチがしっかりと立ち上がったお皿は、スプーンが使いやすく、カレーを食べるのに最適な形^^ですが、パスタを入れてもいいですし、盛り皿としても重宝します。
深みのある色合いはサラダやフルーツを盛ると、食材の鮮やかな色合いをグッと引き立ててくれます。
下地からしっかりと作られた本物の漆器ですので、表面に傷や痛みが出てきても塗り直しができ、大事にすれば一生モノとしてお使いいただくことも。
ともに過ごす時間を重ねるほど味わいが増してくる漆塗りのお皿、贈り物としてはもちろん、ご自分への特別なご褒美にもおすすめです!
※食器洗浄機、電子レンジのご使用はお避けください。
※天然木・漆塗りの漆器ですので、塗り直しや修理も承ります。
※たわしやクレンザーのご使用はお避けください。ご使用後は柔らかいスポンジで洗い、乾いた布で拭いてください。
輪島塗・木工 輪島キリモト
石川県輪島市
江戸後期から輪島漆器の製造販売を代々営んできた桐本家。
昭和の初めに木を刳ることを得意とする朴木地屋を創業。その後、漆器木地をはじめ家具全般を手掛ける設備を整えていく。
現当主である桐本泰一氏は大学でプロダクトを専攻した経歴を持ち、木地業からの造形提案、デザイン提案、漆器監修などを始める。
朴木地屋を生業としながら、30〜40才代の力ある職人達と一緒に漆の器、小物、家具、建築内装材に至るまで、漆が今に暮らしにとけ込むような可能性に挑戦し続けている。
分業が主流な輪島の中で、木地職人、漆塗り職人を抱え、木地業だけでなく、自らが企画した商品をつくり販売する体制を整えた輪島キリモト。木地屋として確かな技術と実績があるからこそ、木地の注文から仕上げまで一貫して行うことができる。
工房には、いいもの、面白いものを作ってやろうという情熱的な目をした職人が集う。