< 自ら掻いた浄法寺漆で仕上げられた、天然木・漆塗りの小鉢 >
作り手の山崎さんは、漆を塗る職人(塗師)でありながら、漆掻きも行う数少ない職人の一人。
毎年6月~11月半ば頃まで連日、早朝から山に入って漆を掻き、残りの期間に自ら採取した漆を使ったうつわを製作しています。
こちらは両手で包み込みたくなるような、柔らかな曲線が美しい小鉢。
鮮やかで深みのある朱色は、幾重にも漆を塗り重ねてはじめて出る色合いで、気品を感じる仕上がりです。
腰部分に付けられた段差は指にぴったりフィットする角度で、持ち上げやすく使いやすい形になっています。
子ども用の汁椀といったサイズ感は、小鉢としてはもちろん、お吸い物やお鍋の取り皿としてもぴったり。
毎日使いのうつわとして活躍すること、間違いありません。
日々使い込むほどに艶を増し、経年変化、経年美化をお楽しみいただけるうつわ、ぜひご堪能ください。
※食器洗い機、電子レンジのご使用はお避けください。
※天然木・漆塗りの漆器ですので、塗り直しや修理も承ります。
浄法寺塗 山崎菜見子(漆工房 やまなみ)
安代漆工技術センター修了
2004年~2013年 浄法寺塗 滴生舎(塗師)
2013年4月 漆工房 やまなみ開設
夏は漆を採取する漆掻き職人、冬には漆を塗る職人(塗師)という数少ない職人の一人として活動している。